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豊かな香りとメタリックの光沢がひときわ存在感を放つ〈ボワット・メタリック・オドリフェラン〉

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高貴なる動物たちに贈る、ラグジュアリーなケア

自宅のサロンでくつろぐ俳優のティッピ・ヘドレンと、ライオンのニール(1971年)



「犬との暮らしほど気楽なものはない。犬の帰宅と同時にフローリングに響くその足音に耳を傾け、廊下から漂ってくる香りの余韻からその気配を感じ、家中に落ちている抜け毛に囲まれながら、ゆっくり時間が過ぎていくのを眺めていればいいのだから」。

フランスの作家セドリック・サパン・デフールは、愛犬ウバックとの永遠の絆を描いた小説『Son odeur après la pluie』(2023年)の中でこのように語っています。

フランスでベストセラーとなったこの小説は、1988年に刊行されたコレットの名作『牝猫』と同じように、人間とペット——犬や猫、馬、あるいはハムスターなど——とのあいだに無条件の愛が存在することを証明しています。



〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉では、いつの時代も変わらない、優しさに満ちたリチュアルをより素晴らしいものに昇華させることに力を注いでいます。

そのリチュアルとは、ブラシをはじめとするペットコレクションとともに、大切な家族の毛並みを美しく整えること。

犬・猫用のブラシや馬の毛並みのお手入れにぴったりのラージサイズのコーム(日本での展開未定)など、春の換毛期におすすめのアイテムをご紹介します。

歌姫の愛犬や芸術家の愛猫、さらにはハリウッドスターが愛した馬など、ときには風変わりなミューズとなって彼らに寄り添った動物たちとともに、アートと映画の歴史をたどるそぞろ歩きに出かけましょう。

画家のデイヴィッド・ホックニーと、愛犬スタンリーとブージー(1993年)

「私は、愛おしいものを描きたいという思いに駆られていた。愛情に飢えていたあまり、私の親友であるスタンリーとブージーを描きたいと思ったんだ」
デイヴィッド・ホックニー

歴史に刻まれた歌姫の愛犬たち

1. ビリー・ホリデイと愛犬ミスター(1947年) 
2. ギリシャでバカンス中のマリア・カラスと愛犬たち、 そして映画監督のピエール・パオロ・パゾリーニ(1969年) 
3. アルバム『愛のかたち』のジャケットカバーに収まる ケイト・ブッシュと、愛犬のボニーとクライド(1985年)

魅惑的な歌声で人々を虜にしたジャズシンガーのビリー・ホリデイ。「レディ・デイ」の愛称で親しまれた彼女は、波瀾万丈の人生を送ったことでも知られます。

真っ暗な夜空に浮かぶひとつの星のように、その人生を照らし続けたのが音楽とチワワのチキータとペペ、そしてグレートデーンのジプシーをはじめとする数々の犬たちでした。

犬たちをこよなく愛したホリデイについて、友人でジャズシンガーのレナ・ホーンは、「ビリーのことでいちばん記憶に残っているのは、犬の話ね。ビリーはいつも犬の話をしていたから。犬たちは、ビリーが唯一心を許せる友達だったの」と語っています。

なかでもホリデイにとって特別な存在だったのが、ボクサーという犬種のミスター。
コンサート会場の舞台裏からニューヨークはハーレムのバーまで、どこへ行くにも歌姫について周り、彼女を懸命に守り続けました。

そんなミスターのためにホリデイは、セーターを編んだり、毛皮のコートにくるんで歌ってあげたりと、深い愛情で応えました。大好きなご主人様がステージに立ったとき、ミスターは尊敬の眼差しで見つめていたそうです。 



「ラ・ディヴィーナ(女神)」として歴史に名を残したオペラ歌手のマリア・カラス。彼女もまた、世界の名だたる劇場の舞台に立ちながらも、氷のように冷たい孤独と闘っていました。

そんなカラスを見かねて、映画監督のルキーノ・ヴィスコンティは黒いプードルをプレゼント。カラスはその犬をトイと名付け、きれいにブラシをかけて大切にしました。

その後も、ティーというベージュ色のプードル、さらには恋人でギリシャの海運王アリストテレス・オナシスから贈られたピクシーとジェッダを可愛がりました。「私を裏切らないのは犬たちだけ」は、オナシスとの破局の際にカラスが言い放った言葉です。



ポップミュージックシーンを席巻したイギリスのシンガーソングライターのケイト・ブッシュも、逆境に屈しないパワフルな女性です。

そんな彼女がケント州イースト・ウィッカム・ファームの自宅で5作目のアルバム『愛のかたち』をレコーディングしたのは1980年のこと。

アルバムのジャケットには、ボニーとクライドという2匹のワイマラナーとともにポーズを決めるブッシュが映し出されています(撮影は自宅の庭で、兄でフォトグラファーのジョンによって行われました)。

同作のリードシングル「神秘の丘」は100万枚以上を売り上げ、いまでも名曲として愛され続けています。

ブッシュにとって愛犬のボニーとクライドは、まさに「幸運のお守り」のような存在だったのです。 

小型犬から大型犬まで、さらには短毛種から長毛種まで、さまざまな犬種に対応できる、〈ビュリー〉のハンドル付き両面ブラシ。

これ1本で毛玉の予防と艶出しができる、便利なアイテムです。ピン付きの面を使えば、どんなに頑固な絡まりもすっと解きほぐすことができます。

柔らかい植物繊維が埋め込まれたもう片方の面は、毛艶を良くするためのブラッシングに最適。まるで宮殿にいるような、ラグジュアリーなグルーミングをかなえます。


 *公式オンラインストアでの展開は未定
 *直営店舗の在庫状況は各店にお問合せください

芸術家を魅了した猫たち

1. レオナール・フジタと愛猫
2. グスタフ・クリムトと愛猫カッツェ、ウィーンにて(1912年)
3. サルバドール・ダリとオセロットのバブー
4. アイ・ウェイウェイと愛猫イエロー(2012年)

東京生まれの画家レオナール・フジタ(藤田嗣治)は、1913年にフランスに渡るとモンパルナスに住み、シャガールやスーティン、モディリアーニといったエコール・ド・パリの画家たちと交流しました。

そんなフジタは、愛情のこもった繊細なタッチで猫たちを描き続けたことでも知られます。フジタが手がけた複数の自画像には、画家と同じくらい反抗心の強い、神秘的な猫が描かれています。



所変わって、こちらは帝政オーストリアの都ウィーン。画家のグスタフ・クリムトも、猫たちに深い愛情を注いだ人物のひとりです。

十数匹もの猫たちが暮らす「猫の王国」と化したクリムトのアトリエでは、時おり猫たちがデッサンを引っ掻くといったハプニングも。

それでもクリムトは、まったく気にしませんでした。そんなクリムトが猫たちを一度も描かなかったのは、考えてみれば不思議なことです。 



スペインの画家サルバドール・ダリは、シュルレアリストという肩書きにふさわしく、誰もがあっと驚くような動物たちを飼っていました。トロと名付けたオオアリクイにリードをつけてメトロに乗ったり、最愛の妻を偲んで白鳥をガラと名付けたり……。

なかでもいちばんのお気に入りは、オセロットのバブーでした。1960年代に世界中の宮殿を巡ったときも、ダリは写真映えするバブーを連れていきました。

ところが行く先々でバブーは、ルビーで飾られた爪でベルベットのカーテンや織物をビリビリ……。飼い主のダリが弁償をしたそうです。



北京出身の現代アーティストのアイ・ウェイウェイにとって、猫のハーフとシャドー、そしてイエローは、亡命先での賑やかで型にはまらない理想の家族を象徴しています。

それはアイが1960年代に中国で受けた教育——当時中国では、動物に愛情をかける人は批判的な目で見られました——とは正反対でした。

北京にアトリエを構えていたころは、動物愛護団体の力を借りながら、保護された野良猫たちを引き取り、多いときは40匹もの猫の世話をしていたそうです。

どんなに苦しいときも、アイが「別世界からきた生き物」と呼ぶ猫たちは、人間の争いには無関心。そんな猫たちは、アイにとって欠かせない、平和と幸福の源なのです。 

きれい好きな猫と、思いやりあふれる飼い主のために〈ビュリー〉がおすすめするのが、ブタ毛が埋め込まれたブナ製キャットブラシ。

ブラシに愛猫の名前を刻印してパーソナライズすることができます。

柔らかい使い心地と艶やかな仕上げ、特別扱いされることの心地よさ——大切な愛猫が喜ぶすべてを詰め込んだブラシです。 


 *公式オンラインストアでの展開は未定
 *直営店舗の在庫状況は各店にお問合せください

エキセントリックな女性たちと野生動物...
フリーダ・カーロと猿

(左と右)猿を抱くフリーダ・カーロ(1944年)
(中央)フリーダ・カーロ『猿のいる自画像』(1943年)

交通事故によってコルセットが手放せない体となり、生涯にわたって後遺症に苦しみ続けたメキシコの画家フリーダ・カーロ。

そんな彼女は、現実世界から逃れるかのように、自らの作品のみならず、メキシコ南部のコヨアカンの自宅「カーサ・アズール(青い家)」のなかに空想の世界を作り上げました。

カーサ・アズールは、カーロと夫ディエゴ・リヴェラによる「ノアの方舟」のような空間。そこではメキシカン・ヘアレス・ドッグやインコ、ワシ、雌鶏、子鹿などの生き物たちが暮らしていました。

なかでもカーロが特に愛したのは、猿のフラン・チャン(夫からのプレゼント)とカイミート・ド・グアヤバルでした。

143点あるカーロの作品のうち、55点の自画像には、まるで謎めいた影のようにカーロに寄り添う、優しい目をした黒い猿たちが描かれています。

ティッピ・ヘドレンとライオン

俳優のティッピ・ヘドレンとライオンのニール(1971年)

アルフレッド・ヒッチコック監督のホラー映画『鳥』(1963年)でカラスに襲われるヒロインを演じたティッピ・ヘドレン。

鳥のイメージが強い彼女ですが、実際は大型のネコ科動物(ライオンやトラ、ヒョウなど)の熱狂的な愛好家として知られます。

その熱愛ぶりは、アメリカのカリフォルニア州で「シャンバラ・プリザーブ」という動物保護区を経営するほど。

そんなヘドレンは、1971年のある日、映画撮影のためにとんでもない計画を思いつきます。

その計画とは、夫ノエル・マーシャルと当時ティーンエイジャーだった娘のメラニー・グリフィスと暮らす自宅にニールという巨大なライオンを迎え入れ、共同生活を送ること。

その後、へドレンは、ライオンとの共同生活で家族の命を危険にさらしたことについて「信じられないくらいバカなことをした」と認めています。

フォトグラファーのマイケル・ルージエがLIFE誌のために撮影した写真には、自宅のサロンでくつろいだり、冷蔵庫の中を物色したり、子どもたちと戯れたりしているニールの姿が収められています。 

アーティストたちのミューズ

25歳のポール・マッカートニーと愛犬マーサ(1967年6月)

1966年、世は「ビートルズ旋風」の真っ只中。メンバーのポール・マッカートニーは、モコモコで愛くるしいオールド・イングリッシュ・シープドッグを飼うことにしました。

犬の名前はマーサ。それはマッカートニーと犬たちとの長い絆の物語のはじまりでした。それを象徴するかのように、マッカートニーは「Martha My Dear」を作曲。この曲は、破局した恋人ジェーン・アッシャーに向けた曲だと言われていますが、これについてマッカートニーは「『Martha My Dear』は、ただの曲——僕が犬に歌っているだけなんだ」と反論しています。

マッカートニーが暮らすセント・ジョンズ・ウッドの自宅に招待されたフォトグラファーのドン・マッカランも、マーサの存在をよく覚えているようです。

マッカランは、「お茶を飲み終えると、私たちは庭に出た。そこには、『ジェームズ・ボンド』シリーズや『ドクター・フー』に出てきそうなドーム型のオブジェが置いてあった。そんなSF風の空間のなかで、モコモコの大きな犬と一緒に寝転がった」と回想しています。それは、超人気アーティストの人生の何気ない一日を物語っているかのようです。 

マーサのような長毛犬には、ウッドピンと動物毛が合わさったドッグブラシがおすすめ。

ブナ製ウッドピンの面で絡まりをほぐしてから動物毛の面でブラッシングすれば、ツヤツヤで美しい毛並みに整えることができます。


 *日本での展開は未定

映画スターたちが愛した馬

1. 撮影中にシェトランドポニーと朝食をとるヴィゴ・モーテンセン
2. ロバート・レッドフォード、アメリカ・ユタ州にて(1970年)
3. エリザベス・テイラーとキング・チャールズ(1944年)

俳優、詩人、フォトグラファーとさまざまな顔をもつヴィゴ・モーテンセンは、前人未到の地を求めて、時おりふらりと馬に乗って逃避行に出ました。

南米アルゼンチンの牧場で幼少期を送ったモーテンセンは、完璧に馬を乗りこなすことができました。

アラルゴン役でおなじみの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや、1890年代にスペイン血統のアラブ馬とともにアラビアの砂漠を駆け抜けたカウボーイを描いた映画『オーシャン・オブ・ファイヤー』(2004年)への出演後は、実際に共演した馬たちを買い取り、大切にしました。

常識にとらわれないモーテンセンは、馬に乗ってレッドカーペットに登場したことも。風のように自由な精神の持ち主であることを象徴するかのようなエピソードです。 



子どものころから馬が大好きだったロバート・レッドフォード。

自らメガホンをとった『モンタナの風に抱かれて』(1998年)では馬の神秘に迫り、シドニー・ポラック監督の『出逢い』(1979年)では破天荒な元ロデオ・チャンピオンを演じました。

その後は、馬たちを保護するための場所として、ユタ州サンダンス近郊に「ホース・ウィスパー・ランチ」を建設しました。 



エリザベス・テイラーは、子役時代から動物たちとゆかりのあった俳優のひとり。『名犬ラッシー』(1943年)では犬と、『緑園の天使』(1944年)では競走馬と共演しました。

『緑園の天使』では、障害物レースに挑む騎手を演じるため、実際に乗馬を練習しました。そんなある日、撮影中に落馬し、背中を痛めるというアクシデントが発生。

当時11歳だったテイラーは、大物映画プロデューサーのルイス・B・メイヤーに彼女が乗っていた馬のキング・チャールズをおねだりしました。

それほどまでに、キング・チャールズに夢中だったのです。テイラーの願いは、13歳の誕生日に叶えられました。

このときテイラーは、「『緑園の天使』よりも前に、馬に乗ってジャンプする技術を習得したの。空を飛ぶような感覚が大好きだったから。それはまるで、ペガサスの背中に乗って、神の隣で空を飛んでいるような気分だった。世界でいちばん自由な感覚だと思う」と語っています。

アセテート製の荘厳なコーム〈ラ・カヴァリエール〉は、馬のたてがみのお手入れに最適。

その名前("ラ・カヴァリエール" = "騎士"の意)にふさわしく、完璧さを求めるすべての騎手にぴったりのアイテムです。

丈夫なラージサイズのコームを使えば、簡単に絡まりをほぐし、毛を美しく編んだり整えたりすることができます。大胆なセットや三つ編みなど、さまざまなスタイルも思いのままです。


 *日本での展開は未定

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