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肉体改造、あるいは彫刻化する身体

10月14日(月)は「スポーツの日」です。
 この日は秋の風物詩のひとつであり、この季節を表す季語として親しまれてきた「運動会」のシーズンの幕開けでもあります。
運動会はヨーロッパを起源として発達しました。やがてそれは日本にも伝わり、1874年には東京・築地の海軍兵学寮でイギリス人英語教師の指導のもとで「競闘遊戯」というイベントが行われました。この「競闘遊戯」は、日本で最初の学校運動会といわれています。
 もともと「体育の日」と呼ばれていた「スポーツの日」は、1964年に東京でオリンピックが開催されたことを記念し、1966年に「スポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として制定された国民の祝日に由来します。
 毎年「体育の日」には運動会をはじめ、体力測定やスポーツ施設の一般開放など、さまざまなスポーツ関連イベントが開催されます。
 暑さが和らぐ秋は、外で体を動かすのにうってつけの季節。スポーツに親しみ、健康について考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

健康的で逞しい肉体は人間の永遠の憧れ——それを追求するボディビル(正式名称:ボディビルディング)の歴史は古く、古代ギリシャに端を発します。

今日においても、古今東西のボディビルダーたちが現代によみがえった古代の英雄のように肉体と体力、そして腕力の限界に挑戦するのは、並外れた力を持つ不滅の神々に憧れ、その領域に到達したいと願うからでしょうか。

彼らにとって肉体は、自分を超えるための“ツール”なのです。今回は運動後におすすめの〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉の製品とともに、奥深いボディビルの世界を探求します。

ボディビルとは、体を鍛えることで筋肉を徐々に増やし、審査員の前でさまざまなポーズを決めて肉体の美しさをアピールする競技です。

それは完璧な肉体美を求めるものたちが執り行う宗教儀式、あるいは芸術の形といえるかもしれません。

厳しいトレーニングは、まさに自分自身との闘い——〈ビュリー〉のボディオイル〈ユイル・アンティーク〉が鍛え上げられた体を馥郁たる香りと潤いで包み込み、その完成された肉体美をさらに神々しいものへと昇華させるでしょう。

芸術の域にまで高められたボディビルの歴史

〈左〉ヘンドリック・ホルツィウスによる銅版画「ファルネーゼのヘラクレス像(後姿)」(1591年)
〈右〉「ファルネーゼのヘラクレス像」(紀元前3世紀頃)

重量挙げの起源は先史時代までさかのぼります。

高い運動能力と美しく均整の取れた筋肉を兼ね備えた肉体は、昔から健やかさと成功の証しとみなされてきました。

全能神ゼウスの息子であり、12の難業を成し遂げた超人ヘラクレスは、古代から現代にいたるまで、無数の芸術作品のモチーフにされてきたことでも知られます。

紀元前6世紀頃、古代ギリシャの植民地であったイタリアのクロトナにミロという伝説的なアスリートがいました。

「クロトナのミロ」と呼ばれたこの男は、若かりし頃から各地の競技大会で多くの勝利を収め、しばしばテセウスやヘラクレスといった神話上の英雄と比較されてきました。

そんな彼に関しては、子牛を肩に乗せて毎日トレーニングに励み、子牛が成牛になるまで続けたという逸話が残されています。

〈左から〉「近代ボディビルの父」ことユージン・サンドウ(1890年)/スティーブ・リーブス『ヘラクレス』(1958年)より/女性ボディビルダーの先駆者の一人、アビー・ “プジー”・ストックトンを肩車するリーブス(1947年)

時代はくだり、19世紀になると大道芸人やレスラーがサーカスや遊園地の見世物小屋で筋力や肉体美を競い合い、観客を沸かせました。

そのなかにはフランス系カナダ人の“怪力男”ルイ・シアのように馬を地面から持ち上げたり、鉄棒をひねったり、歯で車を引っ張ったりする強者もいました。

プロイセン生まれのボディビルダーのユージン・サンドウはウェイトを使ったトレーニング法を開発し、世界的に普及させました。サンドウは10代の頃にローマで見た古代の彫像に心を奪われ、自分の体をそれに近づけるために肉体改造を始めました。サーカス芸人やプロレスラーとして活動を経てロンドンに移ると、ピアノや牛を持ち上げる風変わりな芸で怪力を披露して一躍スターに。

1901年にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでボディビル大会を初めて開催し、その後はボディビルダー向けのジムを開いて後進の指導にあたりました。1940年代から50年代にかけて 世界的に名を馳せたボディビルダーといえばスティーブ・リーブスがあげられます。1947年にミスター・アメリカ、1948年にミスター・ワールド、1950年にミスター・ユニバースのタイトルを獲得したリーブスはその後、映画俳優としてヘラクレスやゴリアテといった古代の英雄役を演じてスターとしての地位を不動のものにしました。

「ヘラクレスはアスリートではなかったと思う。
彼はたくましく、女好きで、汚れることを恐れなかった。」
ジョゼフ・コンラッド
 『フォーク−ある回想』(1903年)

ジェーン・ラッセル(右)
ハワード・ホークス監督『紳士は金髪がお好き』(1953年)より

映画界がボディビルダーたちのフォトジェニックな肉体美を放っておくわけがありません。

『ヘラクレス』のスティーブ・リーブスや、ジェーン・マンスフィールドの夫で『ロック・ハンターはそれを我慢できるか?』(1957年)でマンスフィールドと共演したミッキー・ハージティ、さらには数多くのペプラム映画(アクション重視の史劇)に出演したアラン・スティールの活躍に加えて、1976年にシルベスター・スタローンはボクサーのロッキー・バルボア役を演じ、シリーズ6作にわたって成功を収めました。

近年の人気俳優の中では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)のデイヴ・バウティスタや「ザ・ロック」の愛称でお馴染みのドウェイン・ジョンソン、さらには『アクアマン』(2018年)で主役を演じたジェイソン・モモアなどが鍛え上げた肉体美をトレードマークにしています。

しかし、そのなかでも傑出した存在感を放つのが、1977年のテレビドラマ『超人ハルク』でデヴィッド・バナー博士の怪物的な分身ハルクを演じたルー・フェリグノと、『コナン・ザ・グレート』(1982年)、『ターミネーター』(1984年)、『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993年)といったハリウッド大作でスターダムを駆け上がり、2003年にはカリフォルニア州知事に選出されて政界進出を果たした「オーストリアの樫の木 」ことアーノルド・シュワルツェネッガーです。

フェリグノとシュワルツェネッガーは、映画界で活躍する前の1973年から、ボディビル大会の表彰台で競い合ったライバルでした。

「12歳当時、ガリガリだったおれは映画館で『ヘラクレス』を観て衝撃を受けた。
それから牛乳箱など、重そうなものがあればなんでも持ち上げた。
いまでもリフティングをしているよ。
おれの人生は、リフティングのおかげで変わったんだ。」
シルベスター・スタローン

アーノルド・シュワルツェネッガー
『パンピング・アイアン(鋼鉄の男)』より

フェリグノとシュワルツェネッガーのバトルはジョージ・バトラーとロバート・フィオーレによって1973年から74年にかけて撮影され、ボディビルダーたちの過酷なトレーニングの裏側と徹底した自制心、そして巨大な野心を映し出したドキュメンタリー映画『パンピング・アイアン(鋼鉄の男)』(1977年)として公開されました。

20歳でミスター・ユニバースに輝き、ミスター・オリンピア7連覇を達成したオーストリア生まれ、カリフォルニア在住のシュワルツェネッガー。

対するブルックリン育ちのフェリグノは、耳が聞こえないという理由でいじめられ、辛い幼少期を送りました。人見知りが激しかったフェリグノは、世界と戦うために己の肉体を鍛え上げ、ミスター・ユニバースのタイトルを2連覇しました。

ふたりの活躍を機に、ボディビルは世界的に知られるようになりました。彼らが追求した美学とトレーニング方法によって築かれた、過剰なまでに筋肉質な体格は、今日のボディビルの新しいスタンダードとなったのです。

「不思議なことに、世間は
私のこの体が生まれつきのものだと思っているようだ。
寝ている間に自然と筋肉がつく?
そんなはずはないだろう。
そう見えるようにコンディションを保つのは大変なことなんだ」
ルー・フェリグノ

「これがあればメダル獲得間違いなし」
アスリートにおすすめしたい
〈ビュリー〉製品

〈左〉オー・ジムナスティック
〈右〉赤ちゃんとボディビルダー
サンタモニカのマッスルビーチ にて(1949年)

スニーカー用スプレー〈オー・ジムナスティック〉は、スニーカー愛好家のマストハブアイテム。
スニーカーから30cmほど離して内側に数秒間スプレーすると、マイクロカプセル化された真新しいスニーカーの清々しい香りが徐々に広がります。汗による不快な匂いを緩和すると同時に、清潔感あふれるフレッシュな香りがお楽しみいただける、とっておきの製品です。

〈左〉アルムストーン
〈右〉ミスター・オリンピアに出場したシュワルツェネッガー
ジョージ・バトラー撮影(1980年)

アルムストーン(明礬石)は、悪臭の原因となるバクテリアの増殖を防ぐ天然の消臭剤です。
今回おすすめしたいのは、アルムストーンのパウダーを使ったフットバス。大さじ1杯分のアルムストーンパウダーとレモン1個分の果汁、そして大さじ1杯分の粗塩をお湯に混ぜて足を浸すと、お肌のクレンジングが期待できます。

〈左〉ドゥーブル・ポマード・コンクレット
〈右〉アーノルド・シュワルツェネッガーと、ルー・フェリグノ
『パンピング・アイアン(鋼鉄の男)』より

ユーカリとスイートオレンジピールのフレッシュな香りが魅力のハンド&フットクリーム〈ドゥーブル・ポマード・コンクレット〉。ミツロウとシアバターを贅沢に配合し、爽やかな使い心地ながらお肌にしっとりと潤いを届けます。運動後のリラックスマッサージにもおすすめです。

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