その言葉をヒントに、〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉から、旅の間も美と快適さをお約束する2種類のビューティキット、〈グレート トラベラーズ ビューティキット〉と〈リトル トラベラーズ ビューティキット〉が登場しました。
持ち運びに便利なコンパクトでエレガントなバッグに収められているのは、どこへ行くにも欠かせない美の必需品の数々。
どちらのビューティキットもイニシャルを刻印して、自分だけのカスタマイズがお楽しみいただけます。
ダークグリーンのベロア生地を内側に敷き詰めた〈リトル トラベラーズ ビューティキット〉には、〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉の上質な美容アイテムが収められています。
このビューティーキットがあれば、田園地帯を横切る列車の車内や深夜の機内など、いついかなるときでも爽やかな気分で旅を楽しむことができるでしょう。
ワインレッドのケースの内側にミラーをセットした〈グレート トラベラーズ ビューティキット〉には、〈リトル トラベラーズ ビューティキット〉に収められているアイテムの他に、デンタルフロス〈フィル・ダンテール〉、リップバーム〈ボーム・デ・ミューズ〉、アイボリーカラーのアセテート櫛、ロビネキャップ付きの50mLサイズのボディミルク〈レ・ヴィルジナル〉、リケン・デコスのグリーンな香りが旅情を感じさせる10mLの水性香水〈オー・トリプル〉が加わります。
小さいながらも大いなるエレガンスと携える喜びを与えてくれる2種類の〈トラベラーズ ビューティキット〉は、〈ビュリー〉の創業者ジャン=ヴァンサン・ビュリーと彼の発明品である「ヴィネーグル・ドゥ・トワレット(香り酢)」が世界万博で賞を獲得した19世紀初頭の産業革命時代を連想させます。
凄まじいスピードと心地よいリズムで田園地帯を駆け巡る蒸気機関車の発明と鉄道の台頭は、当時の旅のあり方を大きく変えました。
1895年には、リュミエール兄弟が撮影した初のドキュメンタリー作品『ラ・シオタ駅への列車の到着』でセンセーショナルな登場を果たし、上映されたパリのカフェで歴史的な旋風を巻き起こして以来、激動の世界のイメージを体現する列車は、映画監督にとってインスピレーションが尽きることのない舞台装置となりました。
過去と現在の列車の旅にオマージュを捧げるべく、〈グレート トラベラーズ ビューティキット〉に収められた〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉の美容アイテム8点になぞらえて、異彩を放つ8本の映画をご紹介します。
旅人とは何をおいてもまず、夢見る人なのですから。
アガサ・クリスティ
インドには「列車の旅は、目まぐるしい世の中のリズムを遅らせてくれる」という諺があります。ウェス・アンダーソン監督の『ダージリン急行』は、父の死以降疎遠になっていた3兄弟が絆を取り戻すためにインドの秘境を旅する、という物語。列車に揺られながら、3人の脳裏には子ども時代や死、愛といったさまざまな出来事が浮かんでは消え、大切なもの、あるいはそうでないものへと引き戻されていきます。
アンダーソン監督らしい劇中の色鮮やかな背景が、〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉の〈オピ・ダンテール〉のチューブに描かれた魅惑的なグリーンの蛇を想起させます。
サスペンス映画の巨匠として知られるアルフレッド・ヒッチコックほど見事に、動き続ける鉄の塊としての列車のイメージを捉えた映画監督はいないでしょう。ロンドン行きの列車に乗り込んだアイリスは、ミス・フロイという老女と知り合います。眠りから覚めるとミス・フロイは忽然と姿を消していますが、車内でアイリス以外に彼女の存在を覚えている人はいません。
ミステリとロマンチックコメディ、そしてスパイ映画の要素に加えて、ひとつまみの英国風ユーモアとクリケットが魔法の旅行鞄のように詰まった“消えた女”の物語は、お肌に優しい水性香水〈オー・トリプル〉リケン・デコスの香りのように観客を魅了するはず。
英国の作家ギルバート・キース・チェスタトンは「汽車は動く詩である」と記しました。
リチャード・リンクレイター監督の『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』は、2004年の『ビフォア・サンセット』と2013年の『ビフォア・ミッドナイト』からなる、ラブコメディ3部作です。
今回紹介するのは、ブタペスト行きの列車の中でのイーサン・ホーク演じる夫ジェシーとジュリー・デルビー扮する妻セリーヌとの会話のシーン。
ジェシーは、アメリカに飛び立つ前に、夫婦で一夜を過ごすためにウィーンで下車することを提案します。
言葉からかけがえのない愛が生まれるこの物語は〈レ・ヴィルジナル〉ヘリオトロープ・デュ・ペルーのしっとりとロマンチックな香りと見事に融合しています。
イスタンブールとロンドン間を走る豪華列車「オリエント急行」の車内で深夜、ある冷酷なアメリカ人が刺殺される事件が起きます。
偶然列車に乗り合わせたベルギー人の探偵エルキュール・ポワロが事件解決に乗り出し、雪に閉じ込められた完全密室状態の車内に犯人がいることを発見します。
アガサ・クリスティの名作推理小説を原作とするケネス・ブラナー監督の『オリエント急行殺人事件』には、探偵ポワロの豊かなヒゲに匹敵するほどの豪華なキャスティングとベルモンド社の「ヴェニス=シンプロンオリエント急行」に負けないほど華やかな舞台装置が用意されています。
冷静なポワロは次々と起きる悲劇の謎を解き明かすうちに次第にジレンマに苦しめられます。
裁きを下す彼の手は、〈ポマード・コンクレット〉に描かれた象徴的な手のモチーフのよう。
デンマークの映画監督ラース・フォン・トリアーも、危ういほど催眠効果のある列車のイメージをフィルムに収めました。
ある夜、流れるような線路の映像と重なるようにマックス・フォン・シドーの印象的なナレーションが10を数える『ヨーロッパ』の冒頭シーンは、醒めない悪夢のように観る者を映画の中へと引き込みます。
舞台は1945年、敗戦直後のドイツ。
ジャン=マルク・バール演じる鉄道乗務員が鉄道会社ツェントローパの社長令嬢カタリーナと不運な恋に落ちます。
情熱的な〈ボーム・デ・ミューズ〉の赤い色調が、愛しい人と交わす抱擁への期待感を高めます。
1935年の大恐慌時代のアメリカ・シカゴで暮らす少女ナティは、出稼ぎに行ったきり戻らない父を捜すため、少年に変装してシカゴを出発。命を救ったオオカミとともにこっそりと貨物列車に乗り込みます。そこで出会ったのは、流れ者のハリー。
ナティのように、もし旅の途中で別の列車に飛び移らなければならないような状況に陥ったら、もっとも価値のある道連れは、〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉の携帯用歯ブラシ以外にないでしょう。
アメリカの映画監督ビリー・ワイルダーの第2作目『少佐と少女』は、大都会ニューヨークでの生活に失望し、アイオワ州に戻ることを決意したスーザンの波瀾万丈の旅を描いた物語です。スーザンは列車代を浮かすためにスースーという名の少女に変装しますが、車掌に見破られてしまい……。この他にも、一文無しのジェリー(クローデット・コルベール)が風変わりな人たちと旅をするプレストン・スタージェス監督の『パームビーチ・ストーリー』など、「スクリューボール・コメディ」と呼ばれた1930〜40年代のコメディ映画には、舞台としてしばしば列車が登場します。
ばら色の頬をした純真な少女のような、フレッシュで健やかなお肌を目指すなら〈ポマード・ヴィルジナル〉がおすすめです。
ケーリー・グラント扮するニューヨークの広告マン、ロジャー・ソーンヒルは、プラザホテルでの商談の席でジョージ・カプランという男に間違われたあげく誘拐され、アメリカ中を逃亡する羽目に。
シカゴ行きの列車の中でエヴァ・マリー・セイント演じる金髪の美女、イヴ・ケンドールが警察から逃げるのを手助けしてくれます。
『北北西に進路を取れ』はヒッチコック監督の最高傑作のひとつとされ、特に食堂車でのラブシーンは印象的です。
ケーリー・グラントは、エヴァ・マリー・セイントのタバコに火を灯し、心を燃え上がらせます。
彼女の完璧なブロンドヘアには、〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉のアセテート製の櫛がぴったりです。
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