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オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの 素晴らしき図書館 - 最終章 -

最終章
ザ・ビューティ・オブ・タイムトラベル
〈ビュリー〉の誕生から現在までを描いた
壮大な叙事詩

言葉を使った表現においては豊かな実績を誇り、読書と図書館をこよなく愛する〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉から“図書館”をテーマにしたニュースレター最終章をお届けします。
 
「オフィシーヌ(総合美容薬局)」のイメージにふさわしい、あらゆる知識と美を集めた魅惑の空間である“図書館”、そして楽しくて実りある〈ビュリー〉の作品とともに、夏を締めくくりましょう。

「蔵書を整理することは、
批評という芸術を静かに実践することと同じだ」
ホルヘ・ルイス・ボルヘス

『本の虫』カール・シュピッツヴェーク(1850年)

装飾写本のように美しい図書館
トリニティ・カレッジ図書館
(アイルランド・ダブリン)

トリニティ・カレッジのオールド・ライブラリーにある「ロングルーム」

アイルランド最古にして最大規模の図書館として知られる壮麗なトリニティ・カレッジ図書館。首都ダブリンの名門トリニティ・カレッジの構内にあるこの図書館は、1592年にイングランド女王エリザベス1世によって創立されました。

目を見張るほど美しい建築様式と希少性の高い資料を数多く所蔵していることで有名なトリニティ・カレッジ図書館は、アイルランドの国宝の守護者、さらには普遍的な知識を司る女王のような存在です。

1801年に英国の法定納本図書館に指定されたことを機に、アイルランドのみならず、英国で刊行されたすべての出版物の納本を受ける権利を取得しました。

床から天井まで伸びる木製の書架に収められているのは、何千冊もの装飾写本。そのなかには美しい姿のまま、中世から現代に受け継がれたものもあります。

豪華絢爛たる空間にふさわしい膨大な蔵書数を誇るこの図書館は、英国の某有名誌に「世界で7番目に美しい建築物」と讃えられました。

トリニティ・カレッジ図書館を訪れる人は、その圧倒的なオーラを前に畏敬の念を禁じ得ないでしょう。

館内を支配しているのは、木材から醸し出されるノーブルな雰囲気。革で装丁された古書の色調とその特徴的な香りに呼応するように、素朴でモノトーンでありながらも、上品で慎ましやかな空間が広がっています。

図書館のメインビルディングである「オールド・ライブラリー」の目玉は、アイルランドの建築家トーマス・バーグが設計した「ロングルーム」。親密さと崇高さとのバランスが絶妙な、完璧な建築美を表現しています。

全長65メートルもあるロングルームの天井はアーチ型になっていて、それがどこまでも続いていくような錯覚を抱かせます。

その下では、アリストテレスやジョン・ロックといった哲学者、さらにはウィリアム・シェイクスピアなどの偉人たちの姿を永遠にとどめた14の胸像がずらりと並び、蔵書を見守ります。

「木の神殿」ともいうべきロングルームには、常に魔法のような雰囲気が漂っています。訪れる人は蔵書の眠りを妨げないように、自然と小さな声で囁き合います。

それもそのはず、ここには7〜8世紀にかけて制作されたアイルランドが世界に誇る装飾写本「ケルズの書」と「ダロウの書」、さらには1916年のアイルランド独立宣言の写しといった国宝級の資料が眠っているのです。

『ザ・ビューティ・オブ・タイムトラベル』

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの素晴らしき世界
時空を超える美の冒険

ザ・ビューティ・オブ・タイムトラベル』は、調香師クロード・ビュリーと息子ジャン=ヴァンサンが1803年にパリで創業した香水専門店を現代によみがえらせるまでの道のりを描いた壮大な作品です。

ブランディングの指南書としても役立つ本書は、全16章を通して〈ビュリー〉との出合いから復活までをたどります。

パリの美容業界の黄金時代を掘り下げたり、いまでも世界を魅了してやまないフランス流サービスの魅力に迫ったり、世界中の〈ビュリー〉の店舗を巡ったりなど……ひと言では語り尽くせない〈ビュリー〉の秘密が満載。

美しいビジュアルとともに香水やパッケージデザイン、タイポグラフィー、さらには広告の歴史を紐解きながら、皆さまを時空を超えた冒険へと誘います。

このほかにも職人技の継承、マネジメント哲学、理想とする商品にたどり着くまでのプロセス、グローバル社会において小売業が地域社会に深く根を下ろすことの重要性、美しいものに対するこだわりなど、多彩なテーマを探求。

質量(重さはなんと3キロ!)ともに充実した内容になっています。

本書の一部をご紹介

〈ビュリー〉の共同創業者で本書の共著者でもある
ラムダン・トゥアミの言葉を抜粋してご紹介します。

オフィシーヌのおすすめ文学作品6選

- オノレ・ド・バルザック編 -


今回で最後となる〈ビュリー〉の夏のおすすめ読書リストがオマージュを捧げるのは、ジャン=ヴァンサン・ビュリーと同じ時代を生きたフランスの文豪、オノレ・ド・バルザックです。

バルザックは「香り酢」を発明して一世を風靡したジャン=ヴァンサン・ビュリーをモデルに、1837年に小説『セザール・ビロトーの隆盛と凋落の物語』を上梓。

セザール・ビロトーという香水商がパリで成功を掴むものの、その後さまざまな偶然や人々の悪意によって転落し、ついには倒産の危機にさらされるまでを描きました。

バルザックは作家としての力を遺憾なく発揮し、香水と公衆衛生の「偉大なる世紀」と称された19世紀のパリを活写したのです。
『セザール・ビロトーの隆盛と凋落の物語』
『人間喜劇』「パリ生活情景」より
(1837年)

『幻滅——メディア戦記』
『人間喜劇』「地方生活情景」より
(1843年)

『娼婦の栄光と悲惨——悪党ヴォートラン最後の変身』
『人間喜劇』「パリ生活情景」より
(1847年)

『谷間の百合』
『人間喜劇』「地方生活情景」より
(1835年)

『ランジェ侯爵夫人』
『人間喜劇』「パリ生活情景」より
(1834年)

『あら皮——欲望の哲学』
『人間喜劇』「哲学研究」より
(1831年)

「時代はそれを生きた人たちに痕跡を刻む」


オノレ・ド・バルザック

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お肌を健やかに整える植物オイル

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