政治と商業の両方において優れた交渉力を発揮した11世紀のベルベル人女性、ザイナブ・アル・ナフザウィヤーの物語をお届けします。
拡大を続けたアルモラヴィッド帝国の領土は、モロッコ、西サハラ、モーリタニア、現在のマリの一部、アルジェリア西部、そしてイベリア半島の南部にまで及びましたが、ふさわしい首都がありませんでした。そこでザイナブ王妃は、夫とともに賑やかなマラケシュを首都として建設する計画を練りました。
高い教養と大胆な決断力を備えた彼女は、女性の政治への参加をはじめ、教職や医療の職に女性が就くことを認めるなど、内政にも新しい息を吹き込みました。王妃と彼女の有能な使用人であるカイナが、幸福と美の担い手として女性が崇められた、ベルベル人の母権性社会の伝統に触れる機会を私たちに与えてくれるでしょう。どうぞお楽しみください。
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