植物図鑑とは貴重な花々や植物の標本を集めた単なる記録ではなく、植物研究家の繊細な心遣いや仕草、ノスタルジックな旅の記憶、恋人たちの思い出などが刻まれた、ひとつの作品です。

『オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの香りの植物図鑑』を読む人は、それぞれのページから放たれる香りにうっとりと身を任せ、神話的な物語の世界へと誘われることでしょう。素晴らしい野菜やハーブにまつわる古代からの様々なエピソードや伝説が、知的好奇心を刺激します。

『香りの植物図鑑』は視覚と嗅覚、触覚の3つの感覚で楽しめる作品です。
手触りのよいエレガントなグリーンの装丁と控えめなゴールドの文字は目を楽しませ、美しい挿絵からは菜園の香りが広がります。

特殊加工が施された挿絵部分の紙面を指でこすってみてください。 
―――トマト、グロゼイユ、リュバーブ、ビーツ、クレソン、パセリ、キュウリ、ミント、ヴェルヴェーヌ（レモンヴァーベナ）、バジル、そして大胆なニンジンとサツマイモがその香り高さで存在感を示しています。

料理の素材としては身近でありながら、香りとしては忘れられがちだった〈レ・ジャルダン・フランセ〉コレクションの素材である12種類の香りが瞬く間に広がります。

豪華本と呼ぶにふさわしいエレガントで贅沢な装丁と、子供のころ大切にしていた宝物の懐かしさを呼び起こす香りつきの紙面。美しい挿絵と香りが彩る、菜園と世界、時代を超えて様々な舞台で繰り広げられる作品集は贈りものにも最適です。

『香りの植物図鑑』の1ページ目には特製エクスリブリス（蔵書票）を押印し、カリグラフィーでお名前を書き入れることができます。
エクスリブリス（蔵書票）のスタンプは、代官山店、神戸店、京都店、公式オンラインストアにて実施します。